第30回歯科保健ボランティア事業を開催いたしました。
第30回歯科保健ボランティア事業
このボランティア事業は、高岡市役所高齢介護課から委託され、高岡市歯科医師会が、富山県歯科衛生士会高岡支部と富山県歯科技工士会高岡支部の協力のもとで年2回、高岡市内の老健施設を訪問し、入所者の口腔衛生指導と使用している義歯に紛失防止のネームを埋め込む作業を行っているもので、今回で丸15年・30回目を迎えます。
今回は平成30年3月4日に特別養護老人施設 鳳鳴苑にて行いました。同施設からの依頼は3回目になるのですが、回を追うごとに入所者数が増えていることに、市内の高齢化が進んでいることを実感させられます。また最近では、入所者の誤嚥性肺炎を防ぐために口腔ケアの重要性の理解が進み、歯科衛生士の雇用や委託して、積極的に口腔ケアを行う老健施設が増えてきており、このボランティアを15年やってきた我々にとっては、大変喜ばしい状況と考えています。
今年は、近年稀にみる台風や大雪にみまわれるなど異常気象続きでしたが、このボランティアを行った日も、一か月前に大雪だったとは思えないほどの20度越えの穏やかな陽気の中、歯科技工士13名により、希望者40名 67床の義歯にネーム入れを施しました。さらに研磨し、ツルツル・ピカピカの義歯を、歯科医師2名により義歯を確認しながら、持ち主に装着しました。
こうした、我々の地道なボランティア活動によって、よりいっそう口腔ケアの重要性について市民への理解が進むこと期待し、今後もこの歯科保健ボランティア事業に積極的に取り組んでいきたいと思います。
飛見 立高ボランティア事業写真補正版1