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 2015年5月17日(日)に高岡問屋センター エクール2F研修室にて高岡市歯科医師会医療管理・学術合同講演会を行いました。講師に日本歯科大学新潟生命歯学部 口腔外科学講座教授田中 彰先生をお招きしました。
演題は 『がん診療医科歯科連携 推進事業における周術期口腔機能管理の現状と課題』です。がんは身近な病気であり、2005年時、生涯でがんになる男性は54%、女性41%という統計がでています。またがん治療前後に口腔管理を行うことで合併症を少なくできる統計もでています。そこで新潟県では医科と歯科が連携しがん治療時における口腔管理を推進しています。田中教授は新潟県における先導者であり、合併症が少なくなるデータ、新潟県のおける実状、またシステム構築の詳細を講演されました。患者様にとって、合併症が少なくなることは、治療期間の短縮、治癒率の向上、日常生活のおける支障の減少が図られます。がん治療において、患者様、医師、歯科医師が三位一体となって向かっていく意義を再認識させられました。     最後に、講演のスライドにもでていたヴァージニア ヘンダーソンの言葉を載せます。

患者の口腔内の状態は看護ケアの質を最もよく表すものの一つである